今年の初クリパ=当家初たこぱ
 関西では「たこぱ」というらしいです。
 京都で都合20年暮らしたし、関ヶ原だの箱根の関より西という意味では「関西」の出身ではあるんですが、うかつにも「たこ焼きパーティ」というモノの経験がありません。たこ焼き自体は好物で、よく食べたけれど。昨日、今年の最初のクリスマスパーティを催したのですが、それは奇しくも初めての「たこ焼きパーティ」でもあったという次第。

 親愛なる友人にして最も尊敬すると言っても差し支えの無い音楽家くんが、関西から東京に引っ越して来ました。となると、歓迎会をするのは必至。時期も時期だしクリパを兼ねようってぇつもりだったのですが、迎える側の1人が「たこ焼き、食いたい!」との発言。さらに迎える側の別の1人が「たこ焼き器なら、持ってるヨ。(註:関西弁イントネーションで読んでください)」。さらにさらに、迎えられる側から「粉、買うて行くし、たこ焼き器も持って行くわ。」・・・やるっきゃないじゃん!たこぱ!

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 さて当日(つまりは、昨日やね)。ホスト役に「たこ焼き」作成経験は全くなく、訳も分からず言われたままに準備中。せっせとネギを刻んでおります。
 早めに到着した「迎える側」の1人は、慌ただしくなる前に一仕事中。いえ、「本業」をやっておられるのは確かではありますが、これが実は「たこぱ」準備の手伝いも兼ねております。つまりは、この方面の客人が「音楽」な音を発しているとホストはご機嫌でカラダが動くのでありまして・・・。ちなみに、コード譜を書いておられます。・・・ほほぉぉ、コード譜とな。新ネタを仕込み中なわけね。練習、した方がいいよねぇ。うふふ(と、よこしまな考えが浮かぶのを止められるワケがありません。)

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 よこしまな考えなんぞ育てる間もなく、登場人物勢揃い(一部遅れた方も居ましたが)&準備完了で、さっそく焼き始めます。いともあっさりと何のドラマチックな瞬間もなく、焼き始めます。・・・すき焼きとかだとさぁ、暖まった鉄板に「じゅぅぅぅ〜〜」と脂身を置く瞬間とかさぁ、何かドキドキが盛り上がる「時」があるじゃん。「あ、ええんちゃいます?焼きましょか。」とあまりに普通過ぎて。
 迎える側と迎えられる側と、双方が「たこ焼き器」を持参してくれたので、2台体制。参加人数からすると、この2台体制は大正解で需要と供給がイイ感じでバランスしてました。

 で、せっせと焼いてます。せっせと焼いていると、よく意味の解らない「専門用語」が飛び交います。「引っ越しせなアカンかも」「もうちょっとしたら、こっちに引っ越ししたらエエやん。」「そやな。」・・・引っ越し?引っ越しは終わって歓迎会ちゃうの??
 訳も分からず手伝っていると、専門用語の意味が何となく理解出来てきます。「外国語」ではないようです。大丈夫、マスターしたし。

 たこ焼きダイナミクス!
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 回すのがねぇ、楽しいねぇ。
 東京育ちの少年も、楽しく回してたし。

e0011321_21401878.jpg あくなき食欲が新メニューの生みの親、の図。
 何かというと、たこ焼き器の「穴」」にオリーブオイルを満たして、ガーリックを付けたタコを揚げております。
 コトの経緯を多少説明しますと・・・このパーティ、あくまで「クリパ」の位置付けを失いたくなかったので、「鳥の丸焼き」も準備してました。つまりは、丸鶏を買って来てたわけです。対して、たこ焼きには「蛸」が必須なので、もちろん蛸も買って来たわけですが・・・なんと丸鶏より蛸の方が高い。ココにひとつの深い謎が提起されます。「東京では蛸が高いから、たこ焼きが一般化しない。」のか、「たこ焼きが一般化してないから、東京では蛸が高い。」のか。(明石が遠いから蛸が高い、という説もありはしまたが。)
 謎はさておき。この高額な蛸。「たこ焼き」を前提に売られてるモンじゃないわけでして、ごく普通に美味しいわけです。ならば、ごく普通に美味しく食べようよ、ということで、「たこ焼き」から「たこだけ焼き」「たこオリーブオイル焼き」と進んで、「たこガーリックオイル焼き」に発展したと。
 で、この後が至福なんですが、蛸を楽しみ終わった「ガーリック・オリーブオイル」の始末に一瞬悩んだものの、えい!とばかりにたこ焼き器の鉄板全体に広げてしまいまして、そりゃもうあたりはまるっきり地中海料理屋な香り。地中海風たこ焼き、これもまた美味しゅうございました。

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 香りが大阪から地中海に移ったところで、「たこぱ」から「クリパ」に変身。メインのトリさまのご登場です。こちらはもうお馴染み、この時期の当家定番メニュー。興味の的と言えば、今期はいったい何羽のトリを焼くのか?(=何回クリパをやるか?)昨年は4羽、一昨年は6羽でしたが、はたして今年は?

 さて、ひとしきり食って飲んで騒いで、最後は至福の音楽タイム。パーティ冒頭の「よこしまな考え」は、やさしい客人たちのおかげで見事に成就したわけでして、めでたし、めでたし。e0011321_23541317.jpg
 ちっぽけな狭いリビングで生音生声ってぇのは、ホントに至福でして、これを一度経験しちゃうとその後の音楽趣味が変わってしまいます。もちろん、より幸福な方に。
 あぁ、ありがたや、ありがたや。
 日本の「音楽事情」が「握手券のおまけ」に成り下がっている原因のひとつは、こういう幸福な時間が必ずしも一般的ではないってぇコトではないかと思うわけです。スピーカーから出て来る音ではなく、楽器(もちろん、スピーカーを用いてない楽器ね)やヒト(もちろん、マイクを経由してない声ね)から直接響いて来る音楽に接する機会が増えれば、否が応でも、ごく普通の行為として「ちったぁマシな音楽」を求めざるを得なくなって、現状の「悪循環」が「善循環」に変わると思うんですが。
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by kaz-105 | 2012-12-13 00:11 | ぽよよんな日々 | Trackback | Comments(0)
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