切れ味冴える店
e0011321_20394363.jpg なんとも大げさに聞こえる妙なタイトルで恐縮。いや、たいしたことじゃないんだけど、「私鉄沿線のとあるスーパー」で商品の陳列方法に少々感心しただけである。
 天井まで届くかのようにわざとごちゃごちゃと商品を積み上げる店とか、在庫用倉庫の節約も兼ねてるのか味も素っ気もなく「物品棚」にダンボール箱のまんま置いてある店とか、いろいろな商品陳列法の店があるが、いずれも「安売り」を強調してる店の感が強い。
 ここはというと、高級イメージを売りにしてる某私鉄の沿線で、郊外高級住宅地イメージを売りにしてる急行停車駅、その駅からほんの1ブロックしか離れていない(ということは、ほとんど駅前)に在って、あくまで輸入食材も豊富な洒落たスーパーを標榜していると思しき店。
 交通至便、周辺住民のお洒落意識も所得もともに高い恵まれた立地とはいえ、いたずらに経費をかけて高級感を演出しても元はとれないはず。そこで考えたのが、ダンボール箱のまんま積み上げても「安売り屋」とは一味違う印象を求めた「カッター細工」なのだろう。仕入れたままのダンボール箱にカッターで四角い穴を開けて、商品が見えて取り出せる状態にして積み上げてある。ワインの木箱も、側面の板を外して積み上げ。
 ごく普通のカッターで1箱ずつ手仕事で開けているようで、いかにも「手作り」らしく不揃いの穴なのだけど、積みあがっている景色はすこぶる好印象。仕入れたまんまの箱で積み上げてあるのに、味も素っ気も無いどころか、文字通り「クラフト」な感じで商品構成のイメージとも合っている。
  この景色を維持するための「手仕事」に要する時間、つまりは人件費がどのくらいになるのか、経費節約的には一抹の心配もあるが、それ以上に店の「やる気」を感じてしまう。
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by kaz-105 | 2006-06-23 21:15 | ぽよよんな日々 | Trackback | Comments(0)
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