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Grand Valley Speedway 建設工事が始動!
バブル期には「ブーム」の感もあった新たなサーキットの建設計画も低成長の昨今ではすっかり影を潜め、富士スピードウェイの新装オープンは唯一の話題であった。そんな中、富士スピードウェイを凌ぐ話題となるのが確実視されるプロジェクトの始動が判明した。
車好きには定番中の定番であるPS2のGT4の中に登場するGrand Valley Speedwayの建設に向けて大手ゼネコンである前田建設工業が検討を開始したことが同社のHPで明らかになった。
当該ホームページはこちら→前田建設工業ファンタジー営業部
同社ファンタジー営業部は、これまで「マジンガーZ格納庫」「銀河鉄道999・発着用高架橋」などの工事計画を検討立案し工事見積を作成してきたが、今回は歴代GTシリーズに登場する名門サーキットであるGrand Valley Speedwayの建設工事に挑むという。



これまでの案件と異なり、超リアルなドライビングシミュレーターであるGT4に登場するサーキットだけに、リアルな工事見積が可能であろうと想像されるが、一方では、「建設工事を行う」という視点でとらえた時に初めて明らかになる不明なところ、困難なところ、矛盾するところが予想され、超リアルな想定を持ったサーキット故に発生する工事設計の難しさをどう克服していくか、たいへん興味深いプロジェクトである。
また、FIA公認取得が可能となる仕様として建設するのかどうかも興味のあるところ。上記の同社HPで掲載されているポリフォニーデジタル/左末氏(Grand Valley Speedway担当)によると、GT4内に登場するGrand Valley SpeedwayはFIAの基準を満たしてはいないという。しかし、サーキット建設を単なる建設工事ではなくレジャー施設事業としてとらえた場合、FIAの技術基準を満足しF1を始めとした「公認レース」の開催を可能とすることや、サーキット本体だけでなく宿泊施設をはじめとした周辺関連施設を整備し、利用者の幅を広げ利用形態の多様性を確保することが望まれるのは必至。大手ゼネコンの作成する建設計画が、そういった事業そのものの実現性に関してどういう提案をまとめるかも注目されるところであろう。
また、Grand Valley Speedwayのコースには、長大橋と言える規模のアーチ橋や相当の長さのトンネルが存在する。これはクロズド・サーキットとしては異例のもので、建設工事費が通常よりも大きくはなるものの、完成すれば極めて特徴のあるサーキットとして話題になるであろう。
by kaz-105 | 2005-07-12 15:21 | ぽよよんな日々


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