丸餅の新しいの
e0011321_17512131.jpg

 年末年始に出張を兼ねて帰省するのがここ数年の恒例なんですが、その帰省に使用すべき愛機がずっと入院中なもので、知人の好意に甘えて借りた車で帰省するのも恒例となってしまってます。今年借り出した車は、これ。Fiat 500。
 初めて運転席に座って、動かし始めて100mも進まないうちに感じたこと。「あ、コレってフィアットだったよな。」これまではアルファロメオを借りることにしてましたから。
 フィアットのフィアットたるトコロが何なのかを語れるほど詳しい訳じゃありませんが、「この車はフィアット製である」ということを理由にしたくなるような感じが強くしたんですね。なんて言うか、「トヨタだよな」でも「ホンダだよな」でもなく、「プジョーだよな」とか「シトロエンだよな」でもなく、もちろん「アルファロメオだよな」でもない何かを感じたわけです。
 さらに、動かし始めて1kmほど走ったところで、「やっぱり、フィアットだよなぁ」と感じるに至ります。さらにさらに、10km走っても、「やっぱり、フィアットだよなぁ」と思うわけです。
 何の発見も、何のドラマも、ありません。
 そのシンプルさについて饒舌に語りかけてくるなんてぇことも、ありません。もちろん、シンプルさの影に必要にして十分な機能を組み込んであることを主張するなんてぇことも、ありません。その気になるようなクルマじゃないけど、やる時にはやるんだなぁ、なんてぇことを思わせてくれることも、ありません。最初に見たまんま、感じたまんま、です。
 ウチに居る先代の丸餅、34年前製のFiat500は、初めて乗って走り始めた瞬間から笑いが出て止まりませんでした。いまだに、走らせるたびに「笑い」が出ます。最初の印象が全て、という感じなのは新旧の500に共通なようですが、その最初の印象が新旧ではずいぶんと違うようです。
 仮に、この新しい丸餅が、古い丸餅から「笑い」につながる要素を取り除いたものであるとすると、「それはヤバイでしょ」というくらい何もないクルマになってしまいますし、そんな開発&販売をするってぇこともないでしょうから、何か代わりのものがあるに違いないんですが・・・ゆったり上品に走ろうなんてぇことは出来なくて全開で踏んづけていればソコソコ走るもんだなってぇことや、荷物なんざソコラに転がしとくもんで「収納について機能的に考えてある」てな賢さとは無縁のもんなんだなってぇことなど、旧い丸餅との共通点をいくつか見つけつつはあるものの、「笑い」の代わりに何を備えているのか、今のところ、オイラにはまだ分かりません。
 
[PR]
by kaz-105 | 2008-12-28 18:27 | Fiat500がね・・・ | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://cloitre.exblog.jp/tb/9298911
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by glico at 2008-12-29 01:45 x
高級感?
Commented by kaz-105 at 2008-12-30 00:20
その点に関しちゃ、むしろ逆。
動き始めた瞬間に高級でないことを感じて、「ああ、フィアットだったよな」。
あるべき姿だし、褒めてるつもりね。


<< 謹賀新年! メリークリスマス >>